トヨタ、レンタカーサービスをリニューアル クラス数減らしシンプルに

2020年2月14日 16:39

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クラス変更の内容(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

クラス変更の内容(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 トヨタ自動車は13日、レンタカーサービスのクラスや料金体系のリニューアルを4月1日に行うことを発表した。クラス数を削減して1クラスあたりの保有台数を増やすなど、利用者がより希望車種やコースを選びやすくする。

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 今回のリニューアルでは、従来別クラスとして扱っていたハイブリッド車と乗用車の隔たりをなくしており、1クラスあたりの保有台数増加を図る。

 現在の細分化されたクラス体系では、希望車種の先約済みや複雑な料金体系によるサービス選びの難しさなどが、利用者の負担となっていた。リニューアルにより利用者は希望クラスの車を借りやすくなり、料金体系もこれまでより分かりやすいものとなった。

 具体的には、乗用車部門の9クラスを5クラスに統合。ガソリンエンジンの乗用車と同格のハイブリッド車の各クラスをひとつにまとめるなどして、シンプルな体系としている。

 クラス名称もP1、P2などの英数字から、エコノミー、スタンダード、ラグジュアリーなど親しみやすいものに変わる。たとえば現在アクアなどによる7,700円(価格はいずれも税込)のHV1と、カローラなどによる8,250円のP3クラスを、新体系では7,700円のエコノミープラスクラスに統一する。クラス変更対象となる乗用車のうち、アクアなどには割引制度を設ける予定だ。

 クラス数に変更がない軽自動車部門のP0も、「軽自動車クラス」、MIRAIによるHV4は「SP2」に改名となる。ミニバン・ワゴンによるWクラス、SUVクラスなどは変更を予定していない。

 車種指定オプション料金も4月1日からは1,100円に統一となる。従来は会員登録状況や指定のカテゴリーに応じてオプションが異なっていたが、こちらもシンプルな体系に変更となる。

 トヨタレンタカーでは、料金体系以外にもサービスを全国的に見直す方針で、4月1日には、東京都新宿区の高田馬場店返却カウンター店をはじめ、18店舗の閉鎖も予定している。

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