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韓国語を勉強しても役に立つのか? 韓国語の需要はどこに
「韓国語を勉強しても就職では有利にならないんじゃない?」「韓国語って何の役に立つの?」「普通英語を勉強するでしょ?」
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これらは韓国語を勉強してきた私が何度も浴びせられた質問だ。韓国語を勉強している人は、私と同じようにこの質問をされた経験があるだろう。この質問には、自分の努力をバカにされているような感覚さえ覚える。
確かに、韓国語が活躍している現場を目にする機会は少なく、まるで需要のない言語に思えるかもしれない。グローバル化が進んでいる日本では英語が義務教育で教えられており、英語が話せれば有利だとされている。
では、英語以外の言語は勉強する意味がないのだろうか?本当に韓国語に需要はないのだろうか?私は、日本において、韓国語の重要性は英語よりも高いと思っている。
2018年の国別訪日外国人のデータによると、1位:中国26.9%、2位:韓国24.2%、3位:台湾15,3%の順に来日しているという結果が出ている。この順位から分かることは、日本では、中国語や韓国語を使う機会は実は多くあると言うことだ。
もちろん訪日外国人の数だけで言語の需要が分かるわけではないが、少なくとも中国語、韓国語の勉強には十分な価値があることが分かる。
にも拘わらず、「韓国語が役に立たない」と世間に思われているのは、需要があることを知らないからだろう。実際、私に「韓国語を勉強して何の役に立つのだ」と聞いてきた人は、韓国語が役に立っている現場や就職先についての知識が乏しかった。
「逆になにがあると思う?」と問うと、せいぜい翻訳・通訳か旅行会社程度の答えしか返ってこない。なのでこれを機に、韓国語が求められている現場を知って欲しい。
韓国語を勉強することで特に有利になるのが、IT系企業への就職だ。なぜなら韓国はアジアでトップクラスのIT国家だからだ。日本のIT企業では、韓国語が話せる人材を求めていることが多くある。
例を挙げると、インターネットサイト運営会社、オンラインゲーム会社、携帯会社、ソフトウェア開発会社などで有利になる。日本企業の韓国担当、または韓国企業の日本担当として求められるため、日本と韓国を繋ぐ重要な役割を務められる。
また、IT企業以外にも、食品会社、旅行会社、映画関係、韓流イベント関係、貿易、出版社、新聞社etc...様々な企業で韓国語が話せる人材が求められている。
加えてそれほど高レベルの韓国語能力を求められているわけではないことも多い。例えば、日常会話レベルの韓国語でも企業によっては重宝される人材になれるのだ。
現在、韓国語を勉強中の人やこれから韓国語を勉強しようか迷っている人は、この記事で自信を付けて欲しいと思う。韓国語は日本と韓国を繋げる重要な架け橋であり、無価値なはずがはないのだから。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る)
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