Twitter、電話番号からユーザーを見つける機能が悪用されていたことを発表

2020年2月9日 17:26

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記事提供元:スラド

Twitterは3日、連絡先に登録した電話番号からユーザーを見つける機能を悪用してユーザー名と電話番号を照合する行為に対策を実施したことを発表した(Twitter Privacy Centerの記事The Registerの記事SlashGearの記事Mashableの記事)。

Twitterは昨年12月24日、何者かがTwitter APIを悪用してユーザー名と電話番号を照合するため、大規模な偽アカウントのネットワークを使用していることに気付いたという。Twitterでは問題のアカウントを即刻凍結。調査を進めた結果、同じAPIエンドポイントを悪用するアカウントが他にも存在することが判明したそうだ。問題のアカウントは幅広い国々に存在したが、特にイラン・イスラエル・マレーシアのIPアドレスから大量のリクエストが送られていたといい、Twitterでは一部のIPアドレスが国家を背後に持つ人物と結び付けられる可能性があるとみている。

電話番号からユーザーを見つける機能はTwitterの「設定→プライバシーとセキュリティ→見つけやすさと連絡先 (要ログイン)」で「あなたの電話番号を連絡先に保存している利用者がTwitter上であなたを見つけ、つながれるようにします。」で設定可能で、設定をオフにしている場合やアカウントに電話番号を関連付けていない場合は脆弱性の影響を受けない。調査ののち、Twitterはクエリに対して特定のアカウント名を返さないようエンドポイントに複数の変更を行い、エンドポイントを悪用していたとみられるアカウントを凍結したとのこと。

Twitterの電話番号でユーザーを見つける機能に関しては昨年、ランダムに生成した20億件の電話番号をアップロードしたところ、1,700万件が一致したとセキュリティ研究者が明らかにしている。

このセキュリティ研究者の試みは12月20日にブロックされたとのことで、今回の発表とは別のようだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | セキュリティ | Twitter | プライバシ

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