コロナウイルスは怖いがインフルエンザも怖い、米国では1万人が死亡

2020年2月5日 08:37

印刷

記事提供元:スラド

 コロナウイルスによる新型肺炎が中国で流行しており、中国以外での拡散を懸念する声も多い。しかし、米国においてはこの肺炎よりもインフルエンザの方が脅威となっており、またすでにより広く拡散しているという(The Columbus Dispatch)。

 米国の今年のインフルエンザシーズンにおいては、感染件数は1900万、入院者数は18万人、死亡者数は1万人(うち子供の死亡者は60人以上)となっているという。また、世界保健機関(WHO)の調査では、毎年300万から500万人がインフルエンザに感染し、死亡者数は65万人に上るという。

 すでにこのような「脅威」となる感染症が存在しているにも関わらずコロナウイルスが恐れられている理由として医療関係者は「人々は新しい脅威に対し神経質になりがちで、コロナウイルスは新しいものだ」と分析している。

 スラドのコメントを読む | 医療 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
WHO「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言 2020年02月01日
武漢からチャーター便で帰国した日本人のうち3名から新型コロナウイルスが検出される 2020年01月31日
コロナウィルスによる新型肺炎、武漢からの観光客を乗せたバス運転手への感染が確認される 2020年01月29日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事