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農研機構、除染していない放牧地で育てた牛を誤って出荷
記事提供元:スラド
農研機構・畜産飼料作研究拠点の研究用非除染放牧地で放牧されていた試験牛が誤って出荷されてしまうという事件が発生した。栃木県による検査によって出荷された牛から放射性セシウムが検出され、これによって誤って出荷されたことが発覚した(農研機構の発表)。
誤って出荷されたのは3頭で、検出されたのは放射性セシウムは食品衛生法上の食品中の放射性物質の基準である100Bq/kg以下の22、27、38Bq/kgだった。担当者が除染済み放牧地で放牧された牛と取り違えたことや、飼養履歴の確認が不十分だったのが原因だという。
栃木県では牛肉に対する全頭検査を実施しているが、平成30年度の累計では検査対象42,871頭のうち基準値内である50Bq/kg以下が検出されたのは5頭で、それ以外は測定下限値以下という結果となっていた。
全頭検査については、全国的にも2013年以降は基準値を超える牛肉はないとのことで、その是非が議論されている(産経新聞)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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