静岡学園が大逆転で優勝、全国高校サッカー選手権

2020年1月13日 19:18

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 13日、埼玉スタジアムで全国高校サッカー選手権決勝が行われ、静岡学園が青森山田に3-2で勝利し、24年ぶり2回の優勝を果たした。前回は鹿児島実業との両校優勝だったため、初の単独優勝となった。

 試合は青森山田が前半から2点を先行する優位な展開であったが、静岡学園が前半終了間際に1点を返すと後半にも1点を奪い、終盤に逆転する熱戦であった。サッカー王国静岡県の優勝も24年ぶりであり、青森山田は史上9校目となる連覇を逃した。
 
 試合開始から静岡学園が個人技を前面に出した攻撃を見せる。しかし前半11分、青森山田は古宿の中盤からのFKを藤原がヘッドで合わせ、初のシュートで先制する。これが静岡学園の今大会初失点となる。

 前半33分、青森山田はカウンターからキャプテンの武田がPA内に進入するとGKが足に手をかけPKを得る。キッカーの武田は落ち着いてゴール隅に蹴り込み2点をリードする。

 前半アディショナルタイム、波状攻撃を続ける静岡学園は、FKからのゴール前のこぼれ球を中谷がシュートするとゴール隅に吸い込まれ1点を返す。

 後半16分、静岡学園は左サイドの崩しからPA手前でパスを受けた今大会初先発の加納が、DFを振り切り反転して放ったシュートがゴール隅に決まり同点に追い付く。後半40分、静岡学園は左サイドからのFKをファーサイドの中谷がヘッドで合わせて、3-2と逆転に成功する。

 後半44分、青森山田は鈴木の超ロングスローを直接合わせたシュートを放つも、GKにセーブされる。青森山田の反撃は一歩及ばず、このまま試合は終了した。

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