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音読が頭の良い子を育てるカギ
あまり話題にはならないが、実は「国語」が苦手という子供はかなりいる。特に文章問題では、他の教科と違ってはっきりとした答えがない問題も多く、親としても、どう説明していいのか分からない。成績の上げ方が最も分かりにくい教科だといえるだろう。
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そんな子供にオススメしたいのは「音読」。
音読には、国語力アップのほか、脳の働きを良くし、さらには子供の自信をつけるすごい効果があるということが分かっている。その理由を説明しよう。
■音読は語彙力がアップ
例えば文章を目で追った時、読めない漢字が出てきたとしよう。「何となく」こんな意味だろうとあたりをつけてスルーすることはないだろうか?
しかし声に出して読むと、読めない漢字を読み飛ばすことは出来ない。スルーするのは目で追っている時以上に気持ちが悪く、こう読むのか?と試行錯誤したり、きちんとした読み方を調べたくなる欲求が高くなる。それは子供も同じだ。
さらに声に出すと、イントネーションや文章のつながりが気にかかるようになり、1文字1句を大切に読むようになるのだ。そのため、静かに黙読するよりも言葉の理解力が大幅にアップする。
■音読は脳機能もアップ
また音読は、脳の働きを良くする。音読をするということは、目から情報を入れて口から出し、さらに耳で確認する、そのたびに脳を使うということ。こういった複雑な流れは、目で文章を読んだだけでは起こらない。
音読することによって、言葉が記憶に残りやすくなるだけではなく、脳機能そのものがアップするのだ。
■効果的な音読方法とは
まずは国語の教科書で勉強している範囲からはじめること。内容が良く分かり、成績に直結しやすくなる。
もちろん、嫌がる子供に無理やり音読させても効果はない。音読そのものを好きになってもらう必要があるのだ。子供に音読をさせる時は、出来るだけ穏やかな気持ちで見守ることが重要になる。
「間違っている!もう一度読んで」など、批判的な言葉は言ってはいけない。歯がゆく感じても「上手ね」「すごく分かりやすい」など、声に出すことは楽しいと感じてもらうことが大切なのだ。
特に「良い声をしているね」と言うと、自分の声に自信が付く。それは人前で話す時の自信につながり、コミュニケーション能力アップに効果的だ。
■他の教科にも応用可能
国語の成績が悪いほとんどの子供は、文章を読むことが楽しくない。しかし、音読で語彙力が増え、言葉の楽しさを知れば、文章を読むことが苦痛では無くなる。
また文章を読むことが得意になれば、自然と他の教科も成績も上がる。問題の意味が良く分かるようになるからだ。
このように、音読には成績アップの効果だけではなく、脳の働きを活発にし、さらには子供に自信をつける効果がある。1日5分でもいい。まずは親子の間で音読を楽しんではいかがだろうか?いつの間にか勉強自体が好きになっているかもしれない。
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