誹謗中傷者に勝訴、Twitterに固定表示で紹介 劇的にネット中傷が減少

2020年1月8日 18:46

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 Twitterでの誹謗中傷を受けたことから、損害賠償を求めその相手を提訴し勝訴したサイエンスライターの片瀬久美子氏が、その経緯や結果をnoteにまとめている

 これによると、中傷を行った相手には総額263万8000円の慰謝料支払いが命じられたが、相手はその後一銭も支払っておらず、また裁判所は相手に謝罪文の交付も命じ、さらに謝罪文を交付するまで1日あたり1万円のペナルティも課したものの、こちらも実行されていないという。なお、誹謗中傷をしてきた相手は60歳代の男性とのことで、片瀬氏は『最近のネット利用者は若者よりも中高年齢層の人達のマナーの悪さが目立っています。高齢者にも「ネットマナー」教育が必要だと思います』と記している。

 また、賠償金は支払われていないものの、『高額の賠償金を命じた判決内容を紹介したツイートを私の固定ツイートにしたところ、これが「護符」のような効果があって、私に対する中傷投稿が全般的にぐんと減りました』とも語っている。

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