soe、2020年春夏メンズコレクション発表 90年代グランジスタイルを夢見て

2020年1月1日 18:16

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記事提供元:ファッションプレス

 soe(ソ―イ)の2020年春夏メンズコレクションが発表された。

■スクールユニフォーム×グランジの融合

 今季のコレクションは、スモーキーカラーを中心に構成されたスクールスタイルに、90年代初頭のグランジムーブメントの要素を加えているのが特徴。メインアイテムとなるブレザーやシャツ、パーカーといったユニフォームは、象徴的なディテールはそのままに、シルエットや素材に現代的な変化球をプラス。ラフなサイズ感で着崩しながら、都会的なムードも流れる独特のスタイルを作り出している。

■エッジをきかせるペインティング模様

 ベージュやブラック、ブラウンなど、ベーシックな色彩が目立つ今季。ゆったりパーカー×ハーフパンツ、スウェットー×チノパンなど、スクールユニフォームをベースにしたカジュアルなスタイリングには、“絵の具”が飛び散ってしまったかのようなペインティング模様で、エッジをきかせているのが印象的だ。

 実はこれらの絵柄は、ハンドペインティングで1枚1枚丁寧に作られたもの。大胆なモチーフながらも、グランジ特有の“荒々しさ”ではなく、手作業の温かみが込められているのが面白い。

■カート・コバーンのリリック入りワードローブ

 もう1つ印象的だったモチーフは、グランジの“生みの親”ともいわれる、カート・コバーンのリリックをもとにした“メッセージ柄”。筆致や色の異なるその柄は、ライブハウスの壁をイメージしたという、臨場感あふれるデザインが特徴だ。ジャケットの下に差し込まれたセットアップをはじめ、Tシャツ、シャツ地のロングジャケットに起用されている。

■ファーマーのユニフォームを都会的に着こなす

 ファーマーのユニフォームをイメージしたユニークなトップスも登場。ヒップまですっぽりと覆う着丈の長いデニムシャツには、オーバーオールの上部だけをカットしたようなベストをドッキング。シンプルな黒のボトムスの先には、スタイリッシュなパンプスを合わせて、都会的なクリーンなムードをプラスしている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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