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展覧会「ポーランドの映画ポスター」東京・国立映画アーカイブで
展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」が、2019年12月13日(金)から2020年3月8日(日)まで、東京・京橋の国立映画アーカイブにて開催される。
■映画とグラフィックの交錯
第二次世界大戦の終結以後、共産主義の道を歩むこととなったポーランド。そのなかにあって、政治体制を賞賛する公式美術から脱した自由な表現がもっとも推し進められたのが、映画とグラフィック・デザインであった。とくに映画ポスターにおいてはロマン・チェシレヴィチやヤン・ムウォドジェニェツといったデザイナーが活躍し、映画の世界観を斬新な解釈で表現した。
「ポーランドの映画ポスター」では、1950年代後半から1990年代前半にかけてポーランドで制作された、96点の映画ポスターを展示。ポーランド映画はもちろん、ヨーロッパ各国やアメリカの映画、さらに日本映画にも光をあて、“映画”と“グラフィック”双方の文脈から選んだ個性あふれるポスターを紹介する。
■ポスターでたどるポーランド戦後映画史
ポーランドでは1950年代後半以降、アンジェイ・ワイダやイェジ・カヴァレロヴィチをはじめとする新世代の監督が活躍し、数多くの映画を生み出した。本展では、『ダントン』や『イルミネーション』といったポーランド映画のポスターを展示し、その独創的なデザインを楽しむのみならず、戦後ポーランド映画史を俯瞰できる。
■日本映画と“怪獣”の表現
日本映画はポーランドでも盛んに公開され、とくに黒澤明監督の作品や怪獣映画、そして社会派の主題を持つ映画が取り上げられた。そうした映画のポスターのなかから、マチェイ・ヒブネルによる『美しさと哀しみと』などを展示。さらに、ポーランドのアーティストによる怪獣の個性的な表現方法にも迫る。
■ヨーロッパやアメリカ映画も
冷戦のさなかにあっても、ポーランドは西ヨーロッパの映画を数多く輸入し、1980年代からはアメリカ映画の公開も増加した。そうした背景のもと作られた、『めまい』やベルトルッチ監督作『暗殺の森』などのポスターを豊富に展示し、チェシレヴィチをはじめとする一線級ポスター作家による斬新な表現に浸ることができる。
■詳細
展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」
会期:2019年12月13日(金)〜2020年3月8日(日) ※会期中に一部展示替えあり
休室日:月曜日、2019年12月28日(土)〜2020年1月3日(金)
開室時間:11:00〜18:30(入室は18:00まで) ※毎月末金曜日は11:00〜20:00(入室は19:30まで)
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
住所:東京都中央区京橋3-7-6
料金:一般 250円(200円)、大学生 130円(60円)、シニア・高校生以下および18歳未満・障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、入室の際、証明できるものを提示
※国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)を提示すると、1回に限り団体料金を適用
【問い合わせ先】
国立映画アーカイブ
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
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