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40psアップのエンジン積み大幅な性能向上果たしたアルピーヌA110S登場
ベースエンジンよりも約400rpm高い回転数で最高出力292ps/6400rpmを発生、最大トルクは320Nm/2000rpm〜6400rpmでトルクバンドも広い「アルピーヌA110S」[写真拡大]
仏アルピーヌは、1955年に創設されたスポーツカーメーカーだ。70年代には、軽量、敏捷性が特長でアルピーヌを代表するモデル「A110」が、世界ラリー選手権でチャンピオンを獲得するなど活躍し、その名が広く知られることとなった。
そのアルピーヌが2016年に復活し、昨年日本でも新型アルピーヌ A110の限定車プルミエール・エディションが発売された。現在アルピーヌ・ジャポンは、A110ピュア、 A110リネージのふたつのモデルを販売している。
そのアルピーヌのラインアップに、スポーツ性能を高めたアルピーヌA110Sが加わり、先般開催された第46回東京モーターショーで日本初公開された。
A110S大きなポイントは、A110に比べてエンジンの最高出力が40ps増し、A110シリーズ中最もパワフルなモデルだ。エンジン自体は、同じ1.8リッター直列4気筒だが、パフォーマンス向上のためにターボのブースト圧は0.4barにアップしている。
292psの最高出力は6400rpmで発生、ベースエンジンよりも約400rpm高い回転数で発生する。最大トルクは320Nmで、2000rpm〜6400rpmで発生し、A110よりも1400rpmトルクバンドが広い。最高出力の向上により、A110Sのパワーウェイトレシオは標準のA110の4.3kg/psに対し、3.8kg/psへ向上した。0-100km/hのタイムは4.4秒だ。
エンジンパワーは、電子制御式7速AT(7DCT)を介して後輪に送られる。一方、ブレーキの機構と協調する電子制御トルク配分システムは、最小限のホイールスピンでコーナーからの非常に鋭く素早い脱出をフォローする。
A110Sのコアな構造は、A110と同じ非常に軽量でコンパクトなアルミニウムボディ構造だが、シャシーの専用チューニングにより、よりダイナミックなドライビングが楽しめる モデルとなったという。
新開発されたスプリングは、50%剛性が高く、ダンパーもそれに応じて調整&チューニングを受けた。重量を最小限に抑えるため採用されている中空アンチロールバーも強化されている。シート高が4mm低められ、車両の重心が最適化されたことで、A110Sは優れた高速安定性と素早いステアリングレスポンスを実現。ダンパーはA110同様に、バンプストップラバーを廃したハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用し、究極のボディコントロールのために専用にチューニングされた。このモデルの性格に合わせたシャシーのセットアップにより、高いレベルで正確なハンドリングと動的性能が達成されているとしている。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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