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かぜ患者の3割に実際には効果がない抗菌薬が処方されている
記事提供元:スラド
風邪の患者に対し、実際には効果が無い抗生物質などの抗菌薬が多く処方されており、最も多かった奈良県では48.9%、全国平均では31.4%の風邪患者に抗菌剤が処方されていたという(NHK)。
風邪やインフルエンザはウイルス性が原因との病気であり、ウイルスには抗菌薬は効かない(AMR臨床リファレンスセンター)。しかし、多くの人が(実際には効果が無いにも関わらず)風邪に抗菌薬が効くと信じているという調査結果も発表されている(朝日新聞、SankeiBiz、プレスリリース)。
抗菌剤を多用すると薬剤耐性菌が生み出される可能性があるほか、効果が無く本来不要なはずの薬を処方することによって患者や健康保険協会の負担が増える点も問題となる
こういった、無駄な処方がされる理由として「万が一処方」と「お土産処方」があると日経トレンディでは指摘されている。
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