川崎が初優勝 札幌破る サッカー・ルヴァンカップ

2019年10月26日 21:40

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 26日、JリーグYBCルヴァンカップ決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、コンサドーレ札幌と川崎フロンターレが対戦、川崎フロンターレが初優勝を果たした。

 川崎は先制されるも前半のラストプレイで同点に追い付く。終盤で逆転に成功するも終了直前に追い付かれ、延長戦でも先制されながら同点に追い付く接戦となった。
PK戦も失敗が先行した川崎だったが、最後に札幌が続けて失敗しての優勝だった。川崎は5度目の決勝戦での初優勝となり、札幌はクラブ初タイトルを逃した。

 前半10分、札幌はロングボールを右サイドで受けた白井康介がDFを交わしてPA右の深い位置からクロスを送る。DFがクリアするが、ボールがファーサイドへ流れ、フリーの菅大輝が放ったボレーシュートがゴール隅に吸い込まれ先制する。

 前半44分、川崎は車屋紳太郎のスルーパスに反応した家長昭博がPA左に切り返しクロスを送ると、フリーの脇坂泰斗がヘッドで合わせるもポストを直撃する。前半48分、川崎は脇坂のCKがファーサイドに流れたところを阿部浩之が胸でトラップし、そのままシュートするとGKの股間を通してゴールネットに突き刺さる同点弾となる。

 後半43分、川崎は大島僚太のDF裏への浮き球に反応した小林が胸でトラップ、GKと1対1になり冷静にゴールへ流し込んで逆転に成功する。後半50分、札幌はラストプレイとなるCKにGKも参加する。福森のCKを深井一希がヘッドで合わせると、これが土壇場での同点ゴールとなる。

 延長前半3分、札幌はチャナティップがゴールに向かってドリブルで前進すると、PA手前で川崎の谷口彰悟がファウルで倒してしまう。谷口にはイエローカードが出されるも、VARで確認の結果、レッドカードに訂正され一発退場となる。札幌はここで得たFKを福森晃斗がゴール隅に豪快に蹴り込んで逆転する。

 延長後半4分、川崎はCKから流れたボールを山村和也がシュート、さらに小林がゴールに押し込んで3-3の再び同点に追い付く。

 勝負はPK戦にもつれ込み、川崎は4人目が失敗、決めれば勝利の札幌だったが5人目が失敗、さらに6人目も失敗し、勝利は川崎に転がり込んだ。

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