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三菱電機、レベル4自動運転実現を目指す新たな自動運転技術を開発
三菱電機の自動運転実証実験車「xAUTO」。(画像:三菱電機発表資料より)[写真拡大]
三菱電機は21日、レベル4自動運転の実現を視野に入れた新たな自動運転技術を開発し、自動運転実証実験車「xAUTO(エックスオート)」に搭載したと発表した。当該車両は、東京ビックサイトで10月24日から11月4日にかけ開催される、第46回東京モーターショー2019に出展される。
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今回開発された自動運転技術は、精度の高い地図情報が用意されていない一般道での走行、屋内・屋外での無人自動駐車など、一般道の様々な場面に適用可能な新たな技術である。
三菱電機はこれまで、ミリ波レーダー・カメラなどを用いて周辺をセンシングする「自律型走行技術」と、準天頂衛星システムによるセンチメータ級測位補強サービス「CLAS」の信号、そして高精度の三次元地図を利用する「インフラ型走行技術」による自動運転システムを開発し、高速道路において自動運転の実証試験を行っていた。
今回はそれをさらに発展させ、一般道での自動運転を含めた実験を開始したわけである。
開発された技術の主な特徴をあげていこう。まず、「ローカルマップ」である。CLASの信号を用いて走行中に自身の位置を把握し、過去に走行したルートをセンチメータ級の制度で記録、これをローカルマップとして保持する。そしてそれに沿った自動運転を行うことで、高精度な地図を事前に必要としない自動運転を実現する。
屋内駐車に関しては、駐車場のランドマークから正確に自身の位置を把握する。そして走行ルートに合わせた走行制御を行い、無人自動バレー駐車を実現する。
また、周辺の状況を高精度に認識するセンターフュージョン技術を搭載している。複数のセンサーの情報を、処理時間のばらつきを考慮して組み合わせるというものだ。
三菱電機は、今後同社が持つ鉄道や空港向けの管制技術、そして独自AI「Maisart(マイサート)」などを組み合わせ、レベル4自動運転の実現を目指していくという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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