関連記事
合成ダイヤモンド専門のジュエリーショップが楽天市場にオープン
PASSION DIAMONDの取り扱い商品例。(画像:D.Tech発表資料より)[写真拡大]
D.Techは、楽天市場に「PASSION DIAMOND」を出店した。9月20日にオープンした同店は、合成ダイヤモンドジュエリーの専門ブランドである。
【こちらも】天然ダイヤモンドとの区別が困難な人工ダイヤモンドが増加中
天然のダイヤモンドは、地球内部の高温高圧条件下によって形成されるものである。これに対し合成ダイヤモンドは、科学技術により人工的に生成される。研究所製造ダイヤモンド(lab-grown diamond)と呼ばれることもある。
再現可能な合成ダイヤモンドの製造技術が確立されたのは20世紀の中葉である。主な方法は、高温高圧合成(HPHT)と化学気相蒸着(CVD)法の2つで、ほかにも合成ダイヤモンドの作製法はあるが、ジュエリーとして利用されるものはこのHPHTとCVDのいずれかの製法によるものである。
さて、天然ダイヤモンドは、特殊な例外を除けば地中埋蔵物である。従って昔から鉱山で採掘が行われているのだが、それに伴う環境破壊、過酷な労働や搾取といった問題がどうしても付きまとう。合成ダイヤモンドは工業製品であるため、そういった問題は希薄だ。
そこで、近年では社会や環境に配慮するエシカル志向のセレブの間で、合成ダイヤモンドジュエリーが人気を集めている。また天然ダイヤモンドに比べ、手の届きやすい価格帯であることも人気の一因だ。
「PASSION DIAMOND」が使用するダイヤモンドは、すべてタイプIIaと呼ばれるものである。透き通るような輝きが特徴で、天然では2%しか存在しないと言われる稀少なものだ。不純物のない、完璧な輝きを持っている。
デザインから加工までは日本の宝飾職人が一点一点、時間をかけて作り上げるメイドインジャパン製品になっている。また、宝石鑑定機関「HRD」の鑑定書付きである。
オープン当初のラインナップはペンダントが3種類、ピアスが3種類。価格は5万3,800円からとなっている。
今後は、地金やカラット違いのバリエーション、それにルース(裸石)なども取扱い、40商品を目標にラインナップを揃えていきたいという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
関連キーワード