米中対立長期化に対する警戒感高まる

2019年9月2日 15:55

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記事提供元:フィスコ


*15:55JST 米中対立長期化に対する警戒感高まる
 9月1日付で中国からの一部輸入品に対する15%の追加関税が発動された。スマートスピーカー、ブルートゥースヘッドフォン、靴などが含まれている。携帯電話、ノート型パソコン、おもちゃ、衣類に対する追加関税は現時点で12月15日の発動が予定されている。 これに対して中国は1日、米国から輸入する750億ドル相当の製品の一部に対する追加関税を発動した。

 トランプ大統領は1日、記者団に対して「今も中国に話をしており、協議する方針に変わりはない」と述べたが、市場関係者の間からは「米中の対立状態が早い時期に解消されることは難しい」との声が聞かれている。トランプ大統領は「関税の負担を強いられているのは米国ではなく、中国」、「米国はサプライチェーンを再構築すべき」との見方を伝えているが、チェーンの再構築は容易なことではなく、米中対立の継続を懸念してリスク回避的な取引が大幅に縮小する可能性は低いとみられる。《MK》

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