Bluetoothで制御できる脳インプラント、実験ではマウスの行動操作に成功

2019年8月8日 22:24

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 ワシントン大学医学部と韓国・科学技術院(KAIST)の研究チームが、スマートフォンから無線で脳を制御するデバイスを開発した(GIGAZINEAAAS EurekAlert!Nature Biomedical Engineering誌掲載論文)。

 このデバイスは、無線(Bluetooth)による指示に応じて複数の薬剤や光を使って脳神経を刺激できるというもの。これによって遠隔からこのデバイスを埋め込んた脳を操作でき、医療用途でも利用でき流という。

 マウスを使った実験では、50cm四方の部屋の中を一定方向に回転させ続けるという実験に成功。将来的にはパーキンソン病やアルツハイマー病などの治療に活用できるとしている。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | テクノロジー | ハードウェア | バイオテック | 医療

 関連ストーリー:
脳波を測定して運動意図を予測する技術 2018年08月22日
マウスの「狩り」を司る脳の領域を操作する実験 2017年01月31日
特定の脳活動に対し報酬を与えることで、知覚した物事に対する「確信度」を操作できるという研究結果 2016年12月20日
イーロン・マスク氏曰く、頭蓋骨にAIチップを搭載した強化人間こそが人類を救う 2019年01月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事