NY株式:NYダウ117ドル高、貿易摩擦への警戒感が和らぐ

2019年7月2日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ117ドル高、貿易摩擦への警戒感が和らぐ
米国株式相場は上昇。ダウ平均は117.47ドル高の26717.43、ナスダックは84.92ポイント高の8091.16で取引を終了した。29日の米中首脳会談で通商協議再開に合意し、トランプ政権が中国からの輸入品への追加関税措置を見送ったことから貿易摩擦を巡る懸念が後退し、買いが先行。石油輸出国機構(OPEC)が減産を9ヵ月間延長することで合意し、原油相場が上昇したことも好感された。しかしながら、今週は独立記念日の祝日を控えており、買いが一巡するとその後は閑散取引で上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、半導体・同製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で、公益事業や電気通信サービスが軟調。

米中首脳会談を受け、トランプ大統領が同国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を緩和し、ブロードコム(AVGO)やマイクロン・テクノロジー(MU)など半導体関連株が軒並み上昇。カジノ・ホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は、マカオ6月カジノ収入が好調だったほか、米中対立の緩和が好感され堅調推移。一方で、化粧品メーカーのコティ(COTY)は、30億ドルの損失を計上するなど大規模なリストラ策を発表し急落。

米中首脳会談では協議再開に合意したものの、合意に向けた明確な道筋が示された訳ではない。追加関税の応酬は当面回避される見込みだが、交渉は長期に及ぶ可能性がある

Horiko Capital Management LLC《FA》

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