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映画『犬王』湯浅政明監督×松本大洋キャラ原案、平家物語“能楽”が題材のミュージカルアニメ
古川日出男原作の「平家物語 犬王の巻」が、湯浅政明監督で映画『犬王』として長編アニメーション化。2021年の公開を予定している。
■平家物語で描かれた能楽師・犬王がアニメーション映像化
■600年の時の中で“歴史に消えたポップスター”犬王
「平家物語 犬王の巻」は、軍記物の名作「平家物語」の現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍した能楽師・犬王の実話をもとに生まれた。犬王は、同時代を生きた観阿弥、世阿弥とともに、三代将軍足利義満の愛顧を受け、二者よりも贔屓にされていたと言われているが、彼が描いたという数々の名作は、現在にまでいっさい残されていない。彼の死に関しては「紫雲が立った」と記述する書もある。
■犬王の歴史を解き放つ映像化への試み
600年の時の中で歴史に消えつつも、今にまでその名を残す犬王のわずかな歴史を、書籍から映像として蘇らせる本作。現存する世界最古の舞台芸術と言われる “能楽”を題材とし、日本のトップクリエイターたちがミュージカルアニメーション化に挑んだ。
■湯浅政明×松本大洋×野木亜紀子の最強クリエイタートリオで製作へ
監督は、2017年に『夜は短し歩けよ乙女』と『夜明け告げるルーのうた』を続けて製作し、2019年にも『きみと、波にのれたら』の公開を控える湯浅政明。本作は、湯浅が初の“能楽”のアニメーション化となる。
また、『ピンポン THE ANIMATION』で湯浅とタッグを組んだ漫画家の松本大洋がキャラクター原案を手掛ける。そして、脚本を担当するのは自身初のアニメーション映画への挑戦となる野木亜紀子。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」など数々のヒット作を世に送り出している彼女が、湯浅、松本とともに“歴史に消えたポップスター”犬王の物語を紡ぐ。
【詳細】
映画『犬王』
公開時期:2021年予定
原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出書房新社
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋
アニメーション制作:サイエンスSARU
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