日本、2大会連続ベスト16進出決める サッカーU20W杯

2019年5月30日 07:32

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 サッカーのU20(20歳以下)ワールドカップポーランド大会は30日、1次リーグB組第3戦が行われ、日本はイタリアと0対0で引き分けた。この結果、日本は勝ち点5、B組2位となり、2大会連続でグループリーグ突破が決まった。次戦は6月5日、F組2位のチームと決勝トーナメント1回戦を戦う。

■決定機を作り続けるも無得点

 試合開始序盤から主導権を握ったのは日本だった。2分、相手陣内でボールを回しながら斎藤未月がキーパーの位置をみてロングシュートを放つ。枠内に飛んだボールはキーパーに弾かれるも、続くコーナーキックでもサインプレーから斎藤光穀が完全にフリーとなり、ゴール正面からシュートと、立て続けに決定機を生み出していく。

 その後も退いて守るイタリアに対し、細かくボールを繋ぎ、ペースを握り続ける。さらに9分にはロングボールのカウンターから抜け出した田川亨介がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。だが伊藤洋輝の左足のキックは、キーパーに読まれ止められ、これも得点ならず。19分にも田川が自陣から送られたボールに対し飛び出すと、デフェンスをかわしてキーパーとの1対1の好機となるがシュートは防がれた。

 前半での再三の決定機を得点に結びつけられず、シュート数も試合を通してイタリアを大きく上回る19本を放ったが、最後までゴールはならなかった。

■2大会連続16強も残った課題

 大会3試合目、大きくメンバーを変えて挑んだ日本だったが前半から負傷者が相次いだ。前半、相手デフェンスと競った田川はシュート後、右太ももを負傷、プレー続行不可能となった。後半33分には斎藤光穀が相手ゴール前、ドリブルでの競り合いで左肩を痛め、直後に交代。ともに3試合連続でのスタメン、疲労も重なる中ではあるが、国際舞台を戦う上でフィジカルの使い方に課題が残った。

 試合後、影山監督はベスト16へ向けて「(次戦まで)5日間空くので、コンディションを戻すためリカバリーに努めたい」と語った。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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