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ニュージーランド航空、ボーイング787-10型8機を購入
ボーイング787-10型ドリームライナー。(画像:サンシャインシティ発表資料より)[写真拡大]
ニュージーランド航空は27日、ボーイング社のボーイング787-10型ドリームライナー8機を、数十億ドル規模の投資により購入すると発表した。エンジンはGE・アビエーション社製GEnx-1Bエンジンを搭載する。
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定価で購入した場合の契約総額は27億ドルであるが、ニュージーランド航空は「大幅な割引」を交渉した。両者の合意により、具体的な取引価格は非公開となっている。初号機の納入は2022年を予定する。
ニュージーランド航空は1940年設立の国際航空会社であり、ニュージーランド国内20の都市と首都オークランド間を結ぶほか、アジア太平洋地域を含む18カ国、50以上の都市への直行便を運航している(日本からニュージーランドへの直行便も世界で唯一運行している)。
ボーイング787ドリームライナーは、ボーイング社の次世代中型ジェット旅客機である。767、777の後継に位置付けられ、787-8、787-9、787-10の3つの派生形があり(787-3というのも開発されたのだが、現在発注する航空会社がなく製造中止となっている)、今回発注された787-10型は、座席数290、787-8と787-9の胴体延長型に位置付けられるモデルである。
2013年に正式ローンチが発表され、最初にシンガポール航空が初号機を受領(2018年3月)しているほか、全日本空輸も2015年に3機を発注している。
今回発注される8機は、ニュージーランド航空における位置付けとしては、2025年までに順次退役を予定している、ボーイング777-20型8機の後継機である。新しいエンジンの導入により、旧型機よりも25%の燃費向上が見込まれ、二酸化炭素排出量にして年間計19万トンの削減が見込めるという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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