関連記事
NGT48事件は最悪の展開へ
4月21日、NGT48はチーム再編に伴う現チームのラスト公演を行った。そしてGチーム公演で、襲撃事件の被害者で1月に謝罪を強要されたと訴えている山口真帆さんに加え、長谷川玲奈さん、菅原りこさん3名が卒業を発表した。
【こちらも】NGT48 チーム再編発表も前途多難
その衝撃的な内容に関しては、NHKが速報で伝えたほか、各種のメディアで報じられている通りである。中でも本誌が注目したのは、山口さんの挨拶で出てきた以下の部分。、
(1)何をやっても不問のNGTに自分の居場所はなくなってしまった。
(2)「不起訴になったので襲撃は事件じゃない。グループにとっての加害者はあなた(山口さん)だ」と社長に言われた。
(3)今私がNGTのためにできることは卒業することしかない。
いったいいつの時代のどんな世界のセリフなのだろうかと疑いたくなる内容だが、ここで気になったのは、この発言をよく許したなということだ。
おそらく、この発言を聞いて、AKSやNGT運営に怒りを覚えない人はいないだろう。
つまり、普通に考えれば「最も言われたくないこと」を発言させることは阻止したくなるものだ。実際ライブ当日に山口さんは劇場に来ているわけで、開演前に運営スタッフと話をする時間はあったはずだし、釘をさすこともできたはずだし、なんならMCの時間を与えないという選択肢もないわけではなかった。
にも拘わらず、彼女と話をする時間を取らず、常識的に考えれば致命的な発言を許しているというのは、はっきり言えば、NGTというグループや、そこに所属するメンバーがどうなろうと、山口さんたちを切りすてる必要があったということになる。
何しろ、公演前には早川新支配人が涙ながらに信用の回復にむけての努力を約束しているのだ。その舌の根の乾かぬ内に、信用を完全に失う発言をさせているのは、おそらく早川氏すら人身御供にして、問題あるメンバーや襲撃犯を守りたかったとしか思えない。
それが秋元康氏なのか、雲隠れしている今村前支配人なのか、もっと大きな存在なのかはわからないが、少なくともAKSの吉成社長にとっては、なんらかの事情があるのだろう。
いずれにせよ、歴史に残る社内事情のブラックさをさらけ出したAKSが、今後どのような展開を見せるのか……興味のある人にとっては興味深いものになるだろう。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
スポンサードリンク