GWの映画、何にする? 迷っているなら「シャザム」をおすすめしたい理由

2019年4月20日 07:56

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DCコミックス独自の世界観とビリーの冒険を楽しめる「シャザム」(c) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

DCコミックス独自の世界観とビリーの冒険を楽しめる「シャザム」(c) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.[写真拡大]

■GWの大穴映画となる可能性を秘めた「シャザム」

 現在、アメリカの週末興行ランキングにて2週連続で興収1位を獲得している映画「シャザム」に注目が集まっているようだ。「シャザム」は「バッドマン」や「ワンダーウーマン」などハードな世界観がファンを生むDCコミックス原作ながら、そのイメージを覆すような新しいヒーロー像なのだ。

【こちらも】人気声優の遠藤綾、櫻井孝宏、小野大輔が『シャザム!』日本語吹替版に参戦

 大きな話題を呼んでいる「シャザム」は日本でも4月19日から公開がスタートする。物語はさることながら、今回の吹き替えの監修・演出は、福田雄一監督が担当。さらに緒方恵美や櫻井孝宏など、ベテラン声優が集まることもあり、吹き替えも十分に見ごたえがありそうだ。

■「シャザム」のあらすじ

 14歳の少年・ビリーは子供らしいやんちゃ坊主であり、いつも周りの人間を困らせていた。そんな彼はある日、謎の魔術師と突如遭遇し、自分にヒーローの素質を見出される。魔術師はビリーにS=ソロモンの知力、H=ヘラクラスの強さ、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスのパワー、A=アキレスの勇気、M=マーキューリーの飛行力という6つの力をあわせもつヒーロー=「シャザム(SHAZAM)」に変身できる力を授け、「シャザム」と叫ぶことで筋骨隆々の大人に変身する力を与えた。

 その気になれば電気も出せるヒーローになったビリーだが、その力は悪友・フレディと一緒にイタズラに使しかなかった。しかしそんなビリーの前に、魔法の力を狙うドクター・シヴァナが現れ、フレディをさらってしまう。ビリーの本当の「ヒーロー」としての資質が、今試されようとしているー。

■今を時めく福田雄一監督による吹き替え・演出で人気爆発となるか!?

 子供が大人の姿のヒーローになるというファンタジー色の強いヒーロー映画「シャザム」。子供が大人になる映画と言えばトム・ハンクスの「ビッグ」などが有名だが、同じようにコメディ色の強い映画になることが予想されるものの、そこにどのようなDCらしさが出てくるのが見どころだ。

 さらに、4月19日から日本で公開される吹き替え版の監修・演出は、実写「銀魂」シリーズなどで知られる福田雄一監督が務めることになっている。声優陣は今最も勢いがあると言っていい俳優・菅田将暉をはじめ、実力派声優である子安武人や緒方恵美、杉田智和など贅沢すぎるメンバーが集結している。

 他にも阪口大助や平野綾、遠藤綾、櫻井孝宏、小野大輔など主役級声優たちが集まっており、さらに「美少女戦士セーラームーン」で主人公である月野うさぎを担当した三石琴乃も参戦が決定している。緒方と三石は「エヴァンゲリオン」での共演があるなど、吹き替えながらドリームマッチ感の様相を呈している。

 字幕で洋画本来の空気を楽しむも良し、吹き替えで楽しむことも良しな「シャザム」。もしどちらかで鑑賞して気に入ったのであれば、両方を見比べてみるのもいいではないだろうか。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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