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カンブリア紀の新たな化石群 中国で発見
記事提供元:スラド
clay曰く、 中国でカンブリア紀の古代生物の痕跡が大量に発見されたようだ(ナショナルジオグラフィック)。保存状態は極めて良好で、ふつうは化石にならない軟体動物の化石まで見つかっている。
カンブリア紀は、生物の多様性が一気に増大した、いわゆるカンブリア爆発が生じたとされる時代。過去に「カンブリア紀に進化が集中した理由は地球の酸素濃度にあった?」という話題もあった。
一方で、この時代に生物達が硬組織を獲得したため化石記録が増えただけという、観測選択効果という説もあるようだ。
硬組織を獲得した原因として、捕食者が目という器官を獲得して捕食効率が向上したのに対抗するためという説である。
この時代の生物の、目を始めとする様々な柔組織の解明が進めば、今まで考えられていたストーリーの変更が生ずるかもしれない。
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