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SpaceX、「Falcon Heavy」ロケットの第1段3基ブースターすべてを回収成功
SpaceXは11日、Falcon Heavyロケットによるアラブ連盟の通信衛星Arabsat-6A打ち上げミッション(PDF)をケネディー宇宙センターLC-39Aで実施した(SpaceX Newsの記事、Arabsatのニュース記事、GeekWireの記事、Ars Technicaの記事)。
Falcon Heavyは昨年2月にデモミッションを実施しているが、実際に商用のペイロードを載せた打ち上げは今回が初めてだ。打ち上げが行われたのは東部夏時間11日18時35分。およそ34分後に衛星は予定軌道へ投入され、打ち上げは成功した。
Falcon Heavyロケット第1段は3基のブースターで構成されており、デモミッションではサイドブースター2基のみ回収に成功したが、今回は3基すべての回収に成功した。サイドブースター2基は打ち上げから約7分50秒後にケープカナベラル空軍基地のLZ-1とLZ-2へ着陸し、センターコアは2分ほど遅れて大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」へ着陸している。フェアリングのキャッチは今回も成功しなかったが、2つとも無傷で海上から回収されており、今後のStarlinkミッションで使用する計画とのことだ(イーロン・マスク氏のツイート)。
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