1期に続いて駆け引きの緊張感は健在! 「賭ケグルイ××」で深化するストーリー

2019年3月14日 21:20

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手に汗握る逆転劇が再び開幕 (c)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「賭ケグルイ××」製作委員会

手に汗握る逆転劇が再び開幕 (c)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「賭ケグルイ××」製作委員会[写真拡大]

■前期に続いて好調の「賭ケグルイ××」

 「月刊ガンガンJOKER」にて連載中の漫画「賭ケグル」は、2017年に夏アニメとしてTV放送もされた人気漫画だ。政財界や財閥出身の子供たちが通う「百花王学園」の高校生たちが、お互いの地位を掛けてギャンブルに興じるというストーリーで、従来のギャンブル漫画とは一線を画している作品だ。

 その特殊な高校にやってきたギャンブル狂の転校生・蛇喰夢子が学園で絶対的な地位を有する生徒会長に立てつき、学園全体に大きな変化をもたらしていくのが大まかなストーリーとなっている。アニメ1期のラストでは夢子と生徒会長・綺羅莉の対決で幕を閉じたが、新たな敵が学園にやってくるところから2期がスタートする。

■「賭ケグルイ××」2期のストーリー

 創立100年以上を誇る私立百花王学園。この学園では金を持っているものがすべてであると同時に、そのやり取りはギャンブルで行うのが通例となっている。そのためギャンブルが強きものは、学園を支配しているのも同じである。その精鋭が集まっているのが生徒会で、さらにそのトップに立つのが桃喰綺羅莉である。

 しかし、綺羅莉が支配する学園にギャンブル狂である蛇喰夢子がやってきたことで、生徒会のメンバーは次々と彼女に敗退していく。生徒会の地位は脅かされるかと思ったが、夢子はギャンブルにしか興味が無く、綺羅莉も彼女との対決に満足してすべてが終わったかのように見えた。

 平穏が戻ってきそうなところに、いきなり大所帯の生徒たちが生徒会に乗り込んできた。彼らは百喰一族と呼ばれる人たちで、綺羅莉の分家に当たる人間たちだった。綺羅莉は学園生徒と百喰一族たちすべてを含め、生徒会長の座を掛けた解散総選挙を行うことになる。

 百喰一族を束ねる等々食定楽乃は綺羅莉にこれ以上好き勝手やらせないため、一族一丸となって生徒会長の座を奪うと宣言する。当然、ギャンブル狂の夢子は生徒会長の座よりギャンブルにしか興味がないが、苗字に「喰」が入っている彼女も百喰一族の争乱に巻き込まれていくことになるー。

■演技対決、チーム戦と多岐にわたるゲームも魅力

 綺羅莉の思い付きによって始まった生徒会総選挙により幕を開けた「賭ケグルイ」の2期。前作に引き続きギャンブルによる駆け引き・心理戦、得意の「顔芸」などを使いながら表現するなど、緊迫感はそのままだ。また1期にて夢子とギャンブルをした早乙女芽亜里や、皇伊月の活躍も増えており、よりストーリーが重厚になって帰ってきている。

 さらに、「賭ケグルイ」といえば独自のゲームも魅力の1つだ。今回は「公共」をテーマにしたギャンブルゲームがあるだけでなく、演技をギャンブルの対象にしてしまうなど予想斜め上のゲームも見逃せない。「賭ケグルイ××」は地上波だけでなくNeftlixなどで配信もされているので、ぜひチェックしてもらいたい。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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