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任天堂、「ニンテンドー ラボ」にVRキット SwitchでVRを体験
任天堂は7日、昨年4月に全世界で発売された「Nintendo Labo」のVR版となる、「Nintendo Labo VR Kit(ニンテンドー ラボ VRキット)」を4月12日に発売すると発表した。「Toy-Con(トイコン)」と呼ばれる段ボール製の工作キットを組み立て、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)と組み合わせることでVR(バーチャルリアリティ)体験ができるという。
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製品はVRゴーグルとバズーカ、カメラ、トリなど5種類からなる「標準パッケージ」、VRゴーグルとバズーカだけがセットになった「ちょびっと版」の2種類。標準版が7,980円(価格はいずれも税抜)、ちょびっと版は3,980円、対象年齢は7歳以上となっている。頭部への着脱をすることなく、手による気軽な取り扱いが特徴だ。
「Nintendo Labo」は18年4月、リモコンカー、おうち、つり、バイク、ピアノの5種類からなる「バラエティキット」、パーツを頭にかぶったり、背負うことが可能な「ロボットキット」を発売。9月には操縦桿とアクセルペダルからなる「ドライブキット」も登場した。
当初は「ニンテンドースイッチ」の起爆剤として期待されたが、遊び方を体験する機会が少なく、ハードを牽引するほどの存在感は示せていない。「不発」や「失速」とも囁かれているのだ。
これに対して任天堂は株主総会において、販売ルートやユーザーに届くまでの流れがこれまでのタイトルと異なるため、まずは商品の魅力を認知させることに注力すると言及。親子体験会などを通じて商品の周知に努めていくという。
一方でハードとしての「ニンテンドースイッチ」も当初の勢いから失速気味とされている。テコ入れとしての「廉価版スイッチ」の噂が立ち、新たなヒットタイトル登場も期待されている。
任天堂は19年秋、国内初の任天堂直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO」もオープンさせる。目に見える情報発信地を設け、ブランディングの新たな動きも加速させている。4月発売の「VRキット」。果たしてスイッチを牽引するのか、今後もその動向には注目である。
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