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平成時代の職場環境変化は「インターネット」と「禁煙」 アデコ調査
職場環境の変化で印象強い事柄はインターネットの普及と禁煙 写真:アデコ発表資料より[写真拡大]
アデコは6日、平成元年(1989年)に新卒入社した千人を対象に行った「平成時代に関する調査」の結果を発表した。それによると職場環境の変化で印象強い事柄にはインターネットと禁煙があげられ、全体的な出来事として印象強い事柄では、半数近くが東日本大震災をあげた。
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■印象強いのはインターネットと禁煙、そして大災害
平成30年間で印象強い職場環境の変化について尋ねると1位は「インターネットの普及で仕事の進め方が変わった」60.2%。次いで「職場が禁煙に」43.7%、「PCが個人に支給され、仕事のベースもPCに変化」41.5%と続く。
インターネットやPCの普及は、仕事の進め方だけでなく働き方にも大きなメスを入れたと考えられる。リモートワークやサテライトオフィスなどはまさにその象徴ではないだろうか。
平成時代で印象強い出来事を聞くと1位は「東日本大震災」44.7%。半数近くが東日本大震災と回答した。次いで「阪神・淡路大震災」19.5%、「地下鉄サリン事件」11.9%と続く。あと数日で東日本大震災から8年が経過する。復興庁の発表によれば全国の避難者数は2月7日現在で5万2000人。未だ残る爪痕の大きさを感じずにはいられない。
■平成元年と現在の働き方・職場環境の比較
最後は、平成元年と現在の働き方・職場環境の比較について。
労働時間については「短くなった」が約7割、勤務形態については6割以上が「柔軟さが仕事のやりやすさをもたらした」と答える。設備や機器の進歩については約7割が「仕事が進めやすくなった」と回答。
介護や子育てと仕事の両立、有給休暇についてはともに約8割が「両立しやすくなった」「取得しやすくなった」と回答。ハラスメントについては7割以上が「減った」と答えている。
しかし会社からの手当や補助、退職金制度については7割が「薄くなった」「後退した」と回答し、福利厚生のレベルについても6割以上が「下がった」と答えた。労働時間や勤務形態、ワークライフバランスについて「良くなった」と答える声が多い一方で、手当や退職金といった制度については「良さが減った」と答える声が多かった。
調査は2018年12月15日から27日、男性524人、女性476人の計千人を対象にインターネット上で実施された。(記事:楽趣みくす・記事一覧を見る)
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