視界が晴れてきた、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年3月4日 11:50

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:50JST 視界が晴れてきた、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/4付の「DailyOutlook」では、外部環境の不透明感について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『昨年来、日本株市場の重石として燻り続けてきた外部環境の不透明感が徐々に後退してきた。米国や中国の景気減速懸念については、米金融当局が利上げ慎重姿勢を繰り返し表明しており、景気の下支え要因になると期待される。加えて、中国経済も1日に発表された2月の財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が前月比で市場予想を大きく上回るなど、先行きに対する過度な警戒感が薄らぎつつある』と伝えています。

更には、米中通商協議についても、協議の期限が延長されるなど、合意に向けた進展期待が醸成されてきていることを挙げ、『こうした中、今週は5日から中国で国会に相当する全人代が開幕する。今後の経済成長率見通しや、足元の景気減速に対するより具体的な対応策が注目されよう』と分析しています。

さらに、『翻って国内企業の業績動向に目を向けると、今19/3期については市場予想が徐々に切り下がっている一方で、来20/3期の利益成長率は欧米を上回る見通しとなっている。海外を中心としたリスク要因が後退し、投資家心理が改善に向かう中、市場の注目は来期の企業業績に移りつつある。来期の増益率の高さ、並びに今期比での業績モメンタム改善率の高さが認識されるにつれ、海外に流出した投資資金が再度日本株市場に流入し、株高を後押ししよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは3/4付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

関連記事