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元乃木坂46斎藤ちはるアナ、朝の顔へ!
3月1日は、乃木坂ファンにとっては胸がわくわくする一日だったに違いない。
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先日、卒業したばかりの能條愛未が、新作のロックミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語』の追加キャストとして発表され、本当に豪華な一流のキャストに交じって1人の舞台女優としての最高のスタートを決め、川後陽菜は憧れ(?)の人、吉田豪の対談イベントへのゲスト出演が決まり、とどめに昨年7月に卒業し、アナウンサーになるのではといわれていた斎藤ちはるが、4月からテレビ朝日アナウンサーとして同局の朝の看板番組『羽鳥慎一モーニングショー』に、宇賀なつみアナの後任として出演することが報じられたのである。
アナウンサーの先輩には、日テレで活躍する市來玲奈アナがいるが、しっかり研修を受けて、入社半年後ぐらいにようやく番組を持った市來アナに対し、入社前から看板番組の担当を発表され、しかも、初日(4月1日)に番組出演したあと入社式に出席するという。
これを期待が大きいとみるか、テレ朝の方針とみるかは判断の分かれるところだが、とにかく、乃木坂時代、アンダーが多く冠番組ですらなかなか出演できなかった斎藤ちはるが、毎朝みられるというだけでも、ファンにとっては涙が出るほどうれしいニュースだったといえるだろう。
少しだけ斎藤ちはるについて触れておくと、乃木坂に入る以前のキッズモデル時代に、洗剤の全国CMに抜擢されたこともあるキャリアを持ち、正統派の美人、落ち着いた知的美女の雰囲気もあるが、実際は楽屋番長として、能條愛未と双璧……というよりコンビでモノマネや歌、自己流ダンスでメンバーからは盛り上げ役として愛される一方で、初期になかなかメンバーとの距離を縮められなかった内向的な齋藤飛鳥に積極的に声をかけ遊びに誘うような優しさ、気配りもできるオールマイティ型のメンバーであった。
選抜経験は少ない(1回)が、歌唱力は高く、アンダーライブでの存在感は非常に頼もしく、さらに噛みクセはあるがMCも任されることが多かったりして、一部のファンからは「一家に一台斎藤ちはる」などともいわれていた。
忙しさの中、学業との両立もかなり難しかったようであるが、そんな中で、目標の一つにしていた「世界ふしぎ発見」のレポーターをやったり、父親がレジェンドといわれる現役選手でもあり、本人も大好きなアメフト番組でMCを担当するなど、狙ったチャンスは確実にものにするという努力家な一面も持っている。
多少の(?)噛みクセがあるため、今回の抜擢に心配する声も多いが、そういう風評をねじ伏せてきた実績があるだけに、心配よりも期待が上回っているファンも多いようだ。
それにしても驚くべきは、斉藤を筆頭に、乃木坂メンバーがファン以外の関係者からも、非常に好意的扱われていることだ。今回名前を出した、斉藤・能條・川後は、乃木坂内で「チューリップ」という軍団を結成していたメンバーなのだが、このチューリップ、高山一実と途中入団の生田絵梨花を除くと、この3人に川村真洋、和田まあやを加えて、アンダー常連グループになってしまう。
乃木坂には様々な軍団があるのだが、その中では最古でありながら、最弱(?)のメンバーであるともいえてしまうのだが、そのチューリップのメンバーが、卒業後、本格派舞台女優として、サブカルの新星として、キー局の朝の顔として、さらにはK-POPアイドルとして、乃木坂とは違うテイストのジャンルでしっかりと活躍し、現役の高山一実はベストセラー作家として、和田まあやは今やラジオにテレビに引っ張りだこのタレントとして頭角を現している。
こういうグループは他に類をみないわけだが、おそらくその最大の理由は、人間関係を重視する育成方針に加えしっかりとプロ意識を植え付けている運営や、年上メンバーの指導の賜物だろう。
こういう姿勢こそが、信頼と人気を掴むうえで必要なのだということを、NGTのスタッフも理解して欲しいものだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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