紀平梨花、2位から逆転優勝 フィギュア・チャレンジカップ

2019年2月24日 23:14

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 24日、オランダ・ハーグでフィギュアスケートチャレンジカップ女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の紀平梨花が逆転優勝を果たした。紀平は、これでシニアデビューしてから国際大会6戦全勝となった。

 5日に亜脱臼した左手薬指を器具で固定しながらの出場であったが、それでも結果を残した形となり、3月20日からさいたまスーパーアリーナで開催される世界選手権での初出場初優勝に向けて、弾みを付けたと言える。

 紀平は23日のSPでは直前までスケート靴の調整に苦しんでいた。演技直前に決めた冒頭のトリプルアクセルが2回転半になったり、連続3回転ジャンプで回転不足を取られるなどのミスも目立ち、得点も66.44点と伸びきれず、首位と3.81点差の2位で終わっていた。

 しかしこの日のフリーでは得意の修正力を発揮。冒頭のトリプルアクセルも我慢しながら成功すると、続く2回転半から3回転の連続ジャンプ、さらに3回転連続ジャンプも成功。これを含む7本のジャンプを全て成功、141.90点を出しトータル208.34点で逆転優勝を果たした。

 またSPで62.70点の4位だった昨年世界選手権銀メダルの樋口新葉もフリーで123.54点と巻き返し、トータル186.24点で3位に入った。

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