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新型BMW 3シリーズ、国内申し込み受付開始 特徴はないが進化した諸元
新型BMW 3シリーズが、2019年内に納品されるようだ。受注受付を開始した新型BMW 3シリーズは、これと言って特徴がある訳ではない。EVでもなくHVでもない。PHEVでもなし、マイルドHVさえもない。「M3」の4WD化もされていない。ボディーは軽量化され、安全装置も含めて装備は充実した。主力セダンのモデルチェンジとしては、話題が乏しい。しかし、それが着実に進化するBMWの特徴でもある。
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2018年10月のパリサロンでワールドプレミアし、フルモデルチェンジは7年ぶりだ。新型BMW 3シリーズは、2019年3月9日に発売される。日本国内では、BMWジャパンが2019年1月30日先行受注をスタートした。1975年のE21型から今回のG20型3シリーズで、7代目となる。3シリーズはBMW各車の中でも主力車種と言えるもので、大きさも街乗りに堪えうるサイズであり、今回、全長×全幅×全高=4715×1825×1440mmと、先代よりも全長が70mm、全幅が25mm、ホイールベースが40mm伸びて2850mmと拡大している。しかし、車体の拡大とは逆に、車両重量は最大で55kgの軽量化となっている。これは、BMWが最近とみに力を入れている、ハイテンやカーボンなど新素材の採用による努力と、構造の見直しによる効果が出ているものと言える。3シリーズは、あくまでも基本性能に忠実なのであろう。
最新のオペレーティング技術・運転支援システムは、車格に関わりなく最新の技術が各社で納入されるようになり、BMWも新型8シリーズとほぼ同じものを3シリーズにも導入してきたようだ。「BMWオペレーティングシステム7.0」、タッチ操作対応、10.25インチのコントロールディスプレイ、12.3インチのデジタルメーターパネルを標準装備。音声コントロールの「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も装備してきた。
パワーユニットとしては、2種類の2.0ターボユニットを用意している。最高出力184ps、最大トルク300Nmを「320i」に搭載。トルクは、従来型に比べて30Nm強化。トルクを50Nm強化した、258ps/400Nmの高出力仕様が「330i」搭載され、差別化を図っている。トランスミッションは、欧州メーカーお得意のDCTではなく、全車で8段ATが採用された。これはどのような根拠であるのか聞いてみたいところだ。
新型BMW 3シリーズの特徴として挙げるのであれば、運転支援システムに3眼カメラを採用したことだ。3つのカメラ其々に、長距離・中距離・周辺監視の役割を持たせることで、レーンキーピングや危険予測範囲の拡大など性能向上を実現している。スバルの複眼装置との性能比較では差が出ているのであろうか?
新型BMW 3シリーズは、目立つところはないが確実に進化した性能を身に付けているようで、将来、PHEVなどが追加されることが予想される。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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