LINE、「LINEウォレット」利用した販促の実証実験開始 福岡のローソンで

2019年1月15日 21:34

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キャンペーンの仕組み(LINE発表資料より)

キャンペーンの仕組み(LINE発表資料より)[写真拡大]

 LINEは15日、福岡市内のローソン全店舗で「LINEウォレット」を利用した初めての店頭販売促進キャンペーンの実証実験を開始した。経済産業省が作成した標準購買履歴データフォーマットを活用してキャンペーン参加データを蓄積し、小売・流通業でのデータ利活用施策を検討するとともに、全国展開に向けた課題を洗い出す。

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 キャンペーンは15日から31日まで福岡市内約200のローソン全店舗で実施する。LINEユーザーであれば、LINE公式アカウントなどで告知されるキャンペーン画面から誰でもエントリーできる。

 対象商品はアサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」、キリンビバレッジの「キリンファイア挽きたて微糖」、サントリーフーズの「ボスとろけるカフェオレ」、日本コカ・コーラの「コカ・コーラゼロ」の飲料計4品。

 キャンペーンにエントリーしたユーザーが対象の飲料を購入した際、LINEウォレットのマイカードからローソンバーコードを提示すると、買い物を30円引きにする。さらに、2月中旬に購入者から抽選で50人にLINEポイント1,000ポイントをプレゼントする。

 キャンペーンで得られた購買データは、アサヒ飲料など対象商品提供の4社と共有され、各社が店頭購買データを取得し、活用できる仕組みの構築をサポートする。

 これまでの小売店舗店頭キャンペーンでは、シリアルコードやレシートを使った応募、自社アプリケーションのダウンロードなどが前提になっていた。このため、ユーザー、小売店、メーカーともデータ取得の手間やコストがかかっていたが、LINEをプラットフォームにすることでより手軽に購買データを取得できるキャンペーンが可能になるほか、店頭POPの削減などにもつながる。

 活用する標準購買履歴データフォーマットはレシートの印字項目を洗い出し、同じ意味の項目を同じタグに収納するなどの整理を可能にしたもので、経産省が2018年6月に作成している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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