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サッカー、アジアカップ開幕
サッカーのAFCアジアカップ2019が幕を開け、連日熱戦が繰り広げられている。
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大会2日目にはタイが1-4でインドに敗れると、試合後に監督を解任するなどはやくもアジアでの戦いの熾烈さがでている。4年に1度、アジアの頂点を争う激戦の中、新たに生まれ変わった日本代表の戦いぶりからも目が離せない。
■優勝候補の初戦は波乱も
3度の優勝を誇るイランは8日に行われたイエメンとの初戦を5-0で快勝、4度目の優勝へ向け順調なスタートを切った。昨年のW杯ロシア大会ではスペイン、ポルトガルと同組ながら最後までグループステージ突破を争い、主力メンバーの殆どは今回のアジアカップにも出場している。イエメン戦で2得点を挙げたメフディ・タレミ等、若いタレントを擁する攻撃陣の破壊力は脅威だ。
前回大会優勝のオーストラリアはヨルダンに0-1で敗れ、韓国はガンバ大阪に所属するファン・ウィジョのゴールでフィリピンに1-0で勝利した。日本は9日、トルクメニスタンと初戦を戦う。
■世界有数の名将がアジアに挑む
各出場国を率いる指揮官の中にはこれまで世界を舞台に活躍してきた名将が名を連ねる。
初出場となるフィリピンを指揮するのはスウェーデン人のスヴェン・ゴラン・エリクソン。イングランド代表や多くの欧州有力クラブを率いてきており、メキシコやアフリカ、アジアでも指導歴を持つ。
国内リーグが大物選手の獲得で話題の中国の監督はワールドカップ優勝経験のあるマルチェロ・リッピだ。イタリア人の中でも指導者としての実績は随一、中国に初のアジア制覇をもたらすか。
開催国UAEはアルベルト・ザッケローニが率いる。日本代表時代には2011年のアジアカップタイトルを獲得、ワールドカップ予選も勝ち抜いた経歴を持つ。開幕戦のバーレーン戦は引き分け、次戦以降もアジアの戦いを熟知している手腕に注目が集まる。
他にもサウジアラビアのファン・アントニオ・ピッチィ、日本と同組のウズベキスタンのエクトル・クーペルは何れも欧州・南米での指導歴が豊富だ。
今大会、主要国の多くは外国人が指揮を執る中、日本人監督として自国を率い選手としての優勝経験もある森保一監督。大会最多、5度目のアジア制覇へ向けての采配に期待したい。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る)
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