米国でAmazon Primeに対し「価値がない」との声

2018年12月28日 08:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 FastCompanyにAmazonの劣化を憂う記事が掲載された。それによると、Amazonには1億人を超える「Amazon Prime」会員が存在する。米国でのAmazon Prime会費は年間119ドルだが、Prime会員である価値は年々低下しているという。たとえばPrime会員の場合、対象製品は48時間以内に無料発送される。しかし、すでに発送の遅れが顕在化しているという。

 また、25ドル以上注文すると買える特売品「Add-on Item」や「Prime Pantry(日本ではAmazonパントリー)」などの新サービスなどを提供することで、製品購入条件が複雑化したり、ハードルが高くなったりしており、Prime会員の価値が総合的に低下してきているという。日本のAmazonにおける「あわせ買い対象」などの対象商品が増えているのと同じようだ。

 また、Amazon自体が在庫を持つ商品が減少しており、その結果、サードパーティ販売者、日本で言うマーケットプレイスによる不当な価格の製品ばかりが検索に並ぶようになったとしている。「Amazonは意図的に無料配送のスピードを落としているのではないか」という疑惑まで出ているそうだ(FastCompanySlashdot)。

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