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PDエアロ、2.2億円調達 JAXA・東北大とも連携 19年の宇宙飛行実現目指す
PDエアロスペース(愛知県名古屋市)が2019年の宇宙飛行実現に向けて体制強化を発表した。ベンチャーキャピタルの東北大学ベンチャーパートナーズや中部日本放送など合計5者を引受先とする2.2億円の第三者割当増資を実施、2019年に高度100キロメートルまで無人機で飛ばす実験を始める計画だ。
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PDエアロスペースはまた、研究開発体制を強化するため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と「宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の事業コンセプト共創に関する覚書を締結、JAXAが保有する技術、ノウハウ等を活用し、日本の宇宙輸送技術の研究開発の実用化を図る方針だ。東北大学とも再使用型サブオービタル宇宙飛行機の開発を目的とした共同研究契約を新たに締結、共同研究開発体制を強化する。
経営管理体制も強化する。これまで資金提供を受けているANAホールディングス、エイチ・アイ・エスからそれぞれ社外取締役を招へい。社外監査役も設置した。
同社は、大気中の空気を使ったジェットエンジンと空気が薄くても燃焼可能なロケットエンジンを一体化した、次世代エンジン技術の特許をもつ。2019年に高度100キロメートルまで無人機で飛ばす実験を始める計画で、調達資金は無人機の開発にあてるという。従来の垂直打ち上げ型ロケットや分離・複種類エンジン搭載型の機体システムとは一線を画す、再使用型サブオービタル宇宙機に特徴をもつ。有人機の開発においては、国内での機体認証を経て、2024年での運用開始を目指す。(記事:香川大輔・記事一覧を見る)
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