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坂本花織が逆転初優勝 紀平梨花が2位 フィギュア全日本選手権
23日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームでフィギュアスケート全日本選手権の女子FS(フリースケーテイング)が行われた。SP(ショートプログラム)で2位だった坂本花織が宮原知子を逆転し初優勝を飾った。SPで5位と出遅れた紀平梨花が2位、SPで首位の宮原は3位に終わり伊藤みどりに並ぶ大会5連覇はならなかった。
紀平は、SP(ショートプログラム)で冒頭の3アクセルで転倒するなどして68.75点の5位と出遅れた。FSでは冒頭で3アクセル3トゥループの連続ジャンプ、さらに単独の3アクセルも成功するなど、全てのジャンプをほとんどミス無く決める。ステップも綺麗にまとめ、FSでの自己ベストを更新する155.01点の最高点を出し合計223.76点を叩き出した。
宮原はSPで76.76点の首位であったが、FSは146.58点と伸び切れず合計223.34点で3位に終わった。最終滑走の坂本はSP75.65点の2位からFSでも紀平に続く2位の152.36点を出し、合計228.01点の安定した演技で堂々の初優勝を決めた。
この結果、19年3月に埼玉で行われる世界選手権の代表に優勝した坂本が決定した。残る2枠は、GPファイナル、世界ランキングなどから総合的に評価されるが、それでも紀平と宮原の決定が濃厚となった。
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