紀平梨花、初出場で優勝 フィギュアGPファイナル

2018年12月9日 11:01

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 9日(日本時間)、カナダ・バンクーバーでフィギュアスケートグランプリファイナルの女子FS(フリースケーテイング)が行われた。SP(ショートプログラム)で首位に立っていた紀平梨花は、FSでも150.61点を叩き出し、合計233.12点で初出場ながら堂々の初優勝を決めた。日本人の優勝は浅田真央以来、5年ぶり、デビューシーズンでのグランプリファイナル優勝も浅田以来、13年ぶりとなった。

 紀平は、7日(日本時間)のSPで今季世界最高得点となる82.51点を記録し、首位でスタートした。この日のFSもSPに続きリズミカルで伸び伸びとした力強い演技を見せ、FSだけでも首位となる148.60点の高得点を出して優勝した。

 SPで紀平は冒頭のトリプルアクセル、さらに3回転フリップ、3回転トゥループの連続技もピタリと決めるなど全てのジャンプを成功させていた。FSでは冒頭のトリプルアクセルの着氷で両手をついたものの、落ち着いて直後の連続ジャンプを成功させた。

 平昌冬季オリンピック金メダルで対決が注目されたアリーナ・ザギトワは、SP77.93点、FS148.60点、合計226.53点の高得点ながら2位で終えた。坂本花織は211.68点で4位、宮原知子は201.31点で6位とメダルには及ばなかった。

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