デスクトップOSシェア、11月はStatCounterでUnknownが大幅に増加

2018年12月5日 09:28

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記事提供元:スラド

headless曰く、  StatCounterの11月分デスクトップOSシェアデータでWindowsのシェアが大幅に減少し、「Unknown」が大幅に増加している。

 Windowsのシェアは前月から7.82ポイント減の70.22%で、StatConterのデータがある2009年1月以降で最低となった。9月分との比較では11.54%の減少となる。一方、Unknownは9.52ポイント増の14.96%となり、OS X(1.48ポイント減、12.25%)を初めて上回った。また、Linuxが0.17ポイント減(1.47%)、Chrome OSが0.05ポイント減(1.10%)のように、他のOSもUnknownの増加に伴って減少している。Unknownのシェアはこれまで6.42%が最高で、11月は大幅に更新したことになる。

 ただし、全プラットフォームのデータを見ると、Windows(36.71%)は前月から0.71ポイントしか減少しておらず、9月分との比較では0.48ポイント増加している。このデータで大幅な減少がみられるのはAndroid(32.87%)で、前月比4.26ポイント減、9月から7.98ポイント減少している。Unknown(8.05%)は前月から5.13ポイント増加しているが、モバイルOSタブレットOSでのシェアはそれぞれ0.62%、0.03%とわずかだ。そのため、何らかの原因でOSの種類を検出できなくなったAndroidの一部がデスクトップOS扱いになっている可能性もあるが、詳細は不明だ。

 Windowsバージョン別シェアでは1位のWindows 10が0.76ポイント増の52.70%、2位のWindows 7が0.76ポイント減の35.55%、3位のWindows 8.1が0.17ポイント減の6.85%となったほか、Windows XP/8/Vistaがそれぞれ0.1ポイント未満の微増で、11月は全体に変動が少なかった。地域別ではアフリカで2位のWindows 10が0.9ポイント増の42.06%となり、0.86ポイント減で43.05%のWindows 7に0.99ポイント差まで迫っている。

 Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別データでは、2位のWindows 10は0.14ポイント減の38.14%だが、1位のWindows 7が0.46ポイント減少して38.89%となったため、1位と2位の差は0.75ポイントまで縮まった。3位のWindows 8.1も0.31ポイント減少(4.59%)している。一方、macOSのバージョン切り替えに伴って前回4位だったMac OS X 10.13は1.43ポイント減少(3.20%)して6位に下がっており、Mac OS X 10.14が1.52ポイント増加(3.57%)して5位に上昇している。その結果、0.63ポイント増で4.23%のWindows XPが再び4位に上昇した。OS種類別ではWindowsが87.03%(0.24ポイント減)、Mac OSが9.71%(0.25ポイント減)、Linuxが2.08%(0.04ポイント増)など。Unknownは0.45ポイント増の0.85%と少ない。

 Steamでは1位のWindows 10 64 bitが2.26ポイント増の63.50%、2位のWindows 7 64 bitが3.09ポイント減の26.52%となり、32ビット版との合計ではWindows 10が63.76%(2.27ポイント増)、Windows 7が28.07%(3.02ポイント減)となっている。Windows全体では0.44ポイント減の96.00%、OSXは0.36ポイント増の3.20%、Linuxは0.08ポイント増の0.80%となっている。

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