柏レイソル、快勝も3度目のJ2降格に　サッカーJ1第33節

　24日、サッカーJ1第33節が各地で行われ、柏レイソルの17位、そして最下位V・ファーレン長崎に続いてのJ2降格が決まった。柏のJ2降格は9年ぶり3度目となる。

　17位の柏レイソルはアウェイでセレッソ大阪と対戦、敗れればJ2降格が決まる試合で3-0と快勝し勝ち点を36に伸ばした。

　柏は前半を0-0で折り返すも、後半8分、中山雄太のミドルシュートが決まって先制する。さらに後半13分、伊東純也のクロスを江坂任が決め、後半39分、クリスティアーノのゴールで3-0の快勝だった。

しかし、J1残留争いをしている16位の名古屋グランパスはサンフレッチェ広島に逆転勝ち、15位のサガン鳥栖も横浜Fマリノスに逆転勝ちした。さらに14位の湘南ベルマーレも浦和レッズに勝利し、3チーム共に勝ち点を40に伸ばしたため最終節を待たずのJ2降格となった。

　またJ1残留プレーオフに進出することになる16位の可能性のあるチームは、この3チームの他に勝ち点41のジュビロ磐田と横浜Fマリノスまでの5チームになった。ただし、最終節に名古屋と湘南の試合が行われるため、得失点差で大きく上回る横浜Fマリノスはほぼ残留が決定している。

　柏は昨シーズン4位でACL（アジアチャンピオンズリーグ）の出場も果たしていたが、ACLでは1次リーグで敗退が決まっていた。不振により5月に監督が交代するも成績は振るわず、11月に再び監督が交代するも巻き返しには至らなかった。