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「Wizard Bible」管理人、ウイルス公開の疑いで略式起訴
今年4月、ハッキングなどの情報を提供していたサイト 「Wizard Bible」が検察からの圧力で閉鎖するというがあったが、同サイトの管理者であるIPUSIRON氏が検察から略式起訴されていたという。氏にはサイト上でウイルスのプログラムを公開した不正指令電磁的記録提供の疑いがかけられていたが、問題のプログラムは一般的なものであり、ウイルスではないとの声も出ている(NHK)。
報道によると、氏は「パソコンが押収されて仕事に支障が出たことなどから、早く終わらせたいと罰金50万円を納めた」という。
問題のプログラムは、「Wizard Bible vol.62」(有志によるミラーリング)内の「トロイの木馬型マルウェア」解説記事に含まれていたもののようだ(北河拓士氏のTweet)。このプログラムは単にネットワーク経由で送信されたコマンドをそのまま実行するというだけのものであり、C言語やネットワークソケット、プロセスの起動に関する知識があれば簡単に書けるようなサンプルコードレベルのものだ。
ipusiron氏はこの件について、『私が「いいね」したりリツイートしたりすると、ここを監視している人たちが「やっぱり反省していない。あれは反省したふりだったのか」と判断する恐れがあるため、自重しています』と述べている。
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