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ドコモら、柔道試合をVR空間内で観戦の実証実験 Vチューバーらのイベントも
ドコモとテレビ東京は20日、VR空間内でスポーツを観戦できる5G活用ソーシャルビューイングの実証実験を行うと発表した。世界最高峰の柔道大会、柔道グランドスラム2018において実施され、VR空間では参加者同士のコミュニケーションも楽しめる。架空のCGキャラクターであるVチューバーとタレントによる解説、トークライブもポイントだ。
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実証実験は24日の11時から15時の間に、大阪府の丸善インテックアリーナ大阪内特設ブースにて行われる。参加者はヘッドマウントディスプレーを装着し5Gを通してVR空間に入り、そこに設置されたディスプレーで試合の中継映像を見ることができる。
試合映像はVR空間の正面側に設けられたメインの巨大ディスプレーから配信され、また同時に側面のディスプレーから別の映像を選択することも可能だ。
側面ディスプレーには会場内に4つある試合場や練習場などにて様々な地点および角度から撮影した映像が出ており、最大16画面のサムネイル画像で表示される。見たい試合、見たい角度を選んでディスプレーの映像を切り替えれば、自分の好みに合った形で試合を観戦できる。
また実証実験中にはイベントが複数回行われ、Vチューバーの七瀬大空、タレントのオテンキのりが進行役を務める。イベントは1回につき30分ほどで、柔道実況解説や試合の進行状況に合わせたトークライブが開催される。
なおVR空間内の様子は、テレビ東京HDなどのメディアグループ6社が共同出資する企業、プレミアム・プラットフォーム・ジャパンの動画配信サービス「パラビ」によって無料同時配信される予定だ。
ドコモはスポーツ観戦を進化させ、新たなスポーツの楽しみ方を提供しようとする試みを続けている。例えば2017年にはラグビーの試合観戦に5GやVR、AR技術を活用するための実証実験を行った。観戦体験の変革が先端技術を駆使してどう実現されるか、今回の実証実験の結果にも期待したい。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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