関連記事
国立国際医療研究センターによる糖尿病リスク診断、厚労省の指摘で中止に
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 国立国際医療研究センター(東京都)が、糖尿病の発症リスク予測ソフトを開発してサイトに公開したところ、厚生労働省から「未承認の医療機器に当たるのでは」と指摘され、公開が一時停止される事態となっている(共同通信)。
ただ、予測結果の表現を修正すれば済む可能性もあるという。厚労省は「『あなた』と個人を特定して発症リスクを表示しているため診断行為になる。同じ健康状態の人の発症リスクとして示すなら問題ない」と説明。同センターは再公開に向けて、修正作業を進めている。
このソフトは同センターのWebサイトで公開されていたもので、糖尿病と診断されたことのない30歳から59歳の方々を対象としているという。
同センターなどが収集した3万人の健康診断データを元に機械学習を使って学習させたモデルを使用して利用者の3年後の糖尿病発症のリスクを予測するもので、「個人の体重、血圧、喫煙習慣などの基本項目(非侵襲的データ)のみによる予測」と「空腹時血糖やヘモクロビンA1cなどの血液データを追加することによる精度の高い予測」が選択できるというものだった(発表のGoogleキャッシュ)。
スラドのコメントを読む | 医療
関連ストーリー:
日本の医療は放射線を多用する傾向にある 2018年10月25日
ジェネリック医薬品が選ばれない理由は安全性や効果などを患者が疑っているから 2018年10月18日
「水素水」を「がんに効く」かのようにうたって販売したスーパー、書類送検される 2017年06月28日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク