乃木坂46井上小百合・北野日奈子の写真集発売へ

2018年11月9日 19:24

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 乃木坂46の井上小百合と北野日奈子の写真集が発売されることが発表された。

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 井上の写真集『存在』は、12月12日に光文社から、北野の写真集はタイトルは未定だが、12月27日に幻冬舎から、それぞれ発売されることになる。

 特に北野日奈子の写真集は、早くから発売が予告されていたのだが、本人の体調不良からくる活動休止もあり、本当に発売されるのか、ファンもやきもきしていたので、北欧で撮影された今回の写真集は非常に楽しみである。

 そして、スイスで撮影された井上小百合の写真集。思えば、お披露目会のときには白石、高山一実に次いで、人気3番手……橋本奈々未や松村沙友里よりも上位だった彼女だけに、昨年から今年にかけての写真集ラッシュに漏れていたのが不思議なくらいなのだが、先行で出されているオフショットなどを見ると、今だからこそ出せる表情に思わず納得してしまう出来栄えになっている。

 というのも、彼女ほど紆余曲折のあったメンバーも珍しいのでないかというぐらい、井上小百合は乃木坂46における立ち位置、そして自分のアイデンティティーに振り回された結果、押しも押されもせぬ存在になった、まるで叩き上げの古参兵のようなメンバーだからだ。

 乃木坂に入る以前から、関東ローカルの深夜とはいえ帯番組でレギュラー的存在であり、お披露目会ではベスト3に入っていた有力メンバー。デビュー曲から選抜入りをしていたのも当然であるが、初期は優等生すぎたためか、どうしても番組では爪あとを残すことができず、他のメンバーにごぼう抜きにされアンダーへ……。

 初期の彼女は、当初思い描いていたようなアイドル人生とはかけ離れた挫折を味わっている。

 ただ、そこで舞台での演技が評価され、またアンダー屈指の名曲『あの日僕は咄嗟に嘘をついた』との出会いを足掛かりに、一皮どころか二皮、三皮も向けたメンバーとして不死鳥のごとく再生し、いまだに新しい魅力を生み出し続けている。

 そしてもう一つ、3期生を猛プッシュ中の現在、あえて井上の写真集を出すということで、アンダーメンバーへの秋波を送るという意味もあるような気がする。

 実際、乃木坂に入ったときは、まだ中学生だった年少メンバー(樋口日奈や和田まあやなど)も大人になり、プロポーションも年齢相応に女性らしくなっており、被写体としての可能性はまだまだこれからというところだ。

 さらに、最近では、若月佑美や高山一実が自分の写真集が売れていないことをネタに弄られるようにもなっていて、30万部越えの『パスポート(白石麻衣写真集)の呪縛』から解き放たれ、写真集のハードルも下がっているように思われる。実際、1万部売れれば大ヒットの写真集で、若月や高山も2万は越えているわけで、来年以降も乃木坂の写真集ラッシュは続きそうだ。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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