NECの顔認証システム、ラグビーW杯のメディア関係者本人確認に採用

2018年11月6日 16:28

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顔認証システムの概要(NEC発表資料より)

顔認証システムの概要(NEC発表資料より)[写真拡大]

 NECは、ラグビーワールドカップ2019日本大会のオフィシャルスポンサーとして、会場となる東京スタジアムと横浜国際総合競技場にメディア関係者の本人確認用顔認証システムを提供する。ラグビーワールドカップ大会で顔認証システムの採用は史上初となり、提供期間は、2019年9月19日から11月2日まで。

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 本システムでは、メディア関係者にバーコード記載のIDカードを配布するとともに、事前に撮影された顔写真をシステムに登録して、バーコードと顔情報のダブルチェックを行い、大会の安全・安心な運営をサポートする。具体的には、セキュリティゲートでメディア関係者が読み取り機に着券したIDカード情報と、ゲートの顔認証装置を通して取り込んだ顔画像をNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」で事前登録情報と比較確認して、本人確認を行う。顔認証はIDカードを読み取り機に着券すると即座に行われるため、スムーズな入場が可能となる。

 また、メディア関係者ごとにIDカード情報と事前登録顔認証情報をシステム上で紐づけして認証に活用されるため、IDカードの貸し借りや盗難などでのなりすまし入場、IDカード偽装による不正入場が防止される。

 NECは、本システムに加え、2018年4月23日から7月18日まで実施されたラグビーワールドカップ2019公式ボランティア募集での「ボランティア支援サービス」も提供しており、ボランティアスタッフへの連絡や活動内容のマッチング、会場での顔認証による受付処理などの効率的なボランティア運営・管理も支援している。

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