【銘柄フラッシュ】幸和製作所など急伸しJFEシステムズは四半期決算が好感されて高い

2018年10月26日 07:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 10月25日は、東証1部2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は34銘柄(全体の1.6%)にとどまり、値下がり銘柄数は2072銘柄(同98.2%)に達した。

 中で、値上がり率1位は2日続けてシーズ・ホールディングス<4924>(東1)となり、米国の医薬品、日用品の大手ジョンソン・アンド・ジョンソンによるTOB(株式公開買付)発表により、TOB価格5900円に向けて急伸し、2日連続ストップ高の15.6%高(700円高の5200円)。

 2位はベリサーブ<3724>(東1)となり、24日に発表した第2四半期決算が材料視されて朝方にストップ高で売買されたまま買い気配を続け、大引けもストップ高の15.1%高。

 3位はワタベウェディング<4696>(東1)の13.7%高となり、朝、MBO(経営陣が参加する買収)を巡る観測報道が出て思惑買いが殺到。会社側は現時点で決定した事実はないと発表。

 栄研化学<4549>(東1)は6.8%高となり、23日に四半期決算を発表して翌24日は2200円台へと下げたが、野村証券が投資判断「ニュートラル」継続、目標株価は2600円で注目継続と伝わり、業績が見直される雰囲気になり急反発。

 村上開明堂<7292>(東2)は自動運転車の実用化に向けた電子ミラーが注目されて7.4%高。エスティック<6161>(東2)は22日に通期の業績・配当予想の増額修正を発表し、翌日ストップ高となった勢いが衰えず5日続伸となり6.4%高。JFEシステムズ<4832>(東2)は14時に第2四半期決算を発表してから切り返して5.0%高。

 メディア工房<3815>(東マ)は医療ツーリズム事業の合弁会社を香港に設立との発表が注目されて12.0%高。バリューデザイン<3960>(東マ)は消費税の軽減税率のポイント還元にともなうキャッシュレス決済関連株とされて出直りを強め5.0%高。

 幸和製作所<7807>(JQS)は介護機器の大手で、パナソニック<6752>(東1)が国庫補助事業として行う介護関連システム開発の協力会社と伝えられストップ高の26.7%高。博展<2173>(JQG)は第45回東京モーターショー(2017年)で共同プロデュースしたドイツ車アウディの体験型展示ブースが2018年度グッドデザイン賞を受賞と伝えられ3.5%高だが戻り高値を更新した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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