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Google、信頼できるChrome拡張にするための対策を発表
Googleは1日、Chrome拡張を信頼にあたるものにするためのパーミッション規定変更やChromeウェブストアのレビュープロセス変更などの計画を発表した(Chromium Blogの記事、SlashGearの記事、VentureBeatの記事、Android Policeの記事)。
拡張機能がサイトデータの読み取りや変更を可能にするホストパーミッションはさまざまな機能を実現できる一方、開発者による悪用や誤用の原因となることもある。そのため、Chrome 70以降ではユーザーがサイト別のホストアクセス許可や、拡張機能をクリックしたときにのみホストアクセスを許可するといった設定が可能になる。
Chromeウェブストアのレビューでは強力なパーミッションを要求する拡張機能に対し、コンプライアンスに関するレビューを追加する。リモートでホストされるコードを利用する拡張機能に対しても厳格なチェックを行うという。
また、難読化コードを使用する拡張機能は1日から禁止されている。今後90日間は難読化コードを使用する拡張機能の更新を認めるが、来年1月初めまでに修正されない場合はChromeウェブストアから削除するとのこと。ただし、コードサイズ縮小を目的としたスペース削除などの処理は認められる。
このほか、来年には開発者アカウントでの二要素認証が義務化され、セキュリティやプライバシー、パフォーマンスの強化を目指したManifest v3も導入されるとのことだ。
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