秋映画の注目作!ミステリー好きなら「スマホを落としただけなのに」がおすすめ

2018年10月7日 21:56

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公私ともに順調な北川景子。今回はどのような演技を見せてくれるのか(c)2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会

公私ともに順調な北川景子。今回はどのような演技を見せてくれるのか(c)2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会[写真拡大]

■北川景子で送るミステリー作の登場

 10月に入ってから本格的な秋の到来を感じる中、映画会でも続々と新作のニュースが入ってきている。2018年は「カメラを止めるな!」の予想を超えるヒット作が生まれるなど、邦画界も話題が続いている。

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 そんなヒット作の出現に続く形で、11月からは「スマホを落としただけなのに」の上映が控えている。本作品は2016年の第15回「このミステリーがすごい!」というコンテストにて最終候補から落選するも、編集部の推薦作品として加筆修正を加えた後に出版。出版後に大きな話題を呼び、実写映画化の運びとなった。

■「スマホを落としただけなのに」のあらすじ

 都内に住むOLの稲葉麻美(北川景子)。彼女には富田という彼氏がおり、いつものように何気なくスマートフォンにて電話を掛けた。しかし、電話相手は富田ではなく、電話口から聞こえるのは聞きなれない声だった。誰かもわからず不気味さを覚えるも、事情を聞くとたまたま富田のスマホを拾った人物のようだった。

 事情を説明した後、富田のスマホは無事に持ち主の元へ戻ることとなった。しかし、拾った男はスマホに設定されていた待ち受け画面から麻美に興味を持ち、個人情報を調べてしまったのだった。

 富田にスマホは戻って来たものの、麻美の生活は未だに不自然なことが続いていた。使っていないはずのクレジットカードの請求、親しくない友人からの連絡、ほかにも個人情報の流出……。不気味さが拭えない一方、世間では黒い髪が切られた女性遺体が次々に発見される事件が発生していた。ただスマホを落としただけなのに、麻美の生活は異常さを帯び始める。

■有名監督と女優がタッグを組む

 すでに生活になくてはならない必需品になっている人も多いスマートフォンを題材にしたミステリー作品。誰もが知っているアイテムが思わぬ事件の幕開けとなる展開や、誰もが陥る可能性のある恐怖をしっかりと書いている原作の映像化だけに、かなり見ごたえのある作品となっていることが予想される。

 本作を「リング」で監督を務めた中田秀夫氏がメガホンを取り、主役を北川景子が演じることとなっている。他にも連続殺人事件の担当刑事役を千葉雄大が演じ、さらに麻美の彼氏役は田中圭となっており旬な役者がそろっている。特に田中圭は破竹の勢いにて各種作品に華を添えてくれているので、かなり期待したいところだ。

 「スマホを落としただけなのに」は11月2日(金)から全国の映画館にて上映予定となっている。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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