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海賊版サイトの遮断を議論している審議会、ただの「隠れ蓑」との指摘も
あるAnonymous Coward曰く、 先日「総務省内から海賊版配信サイトのブロッキングに対し否定的な意見が出る」という話題があったが、読売新聞がこれに関する詳しい記事を出している。
曰く、
6月から始まったこの検討会では冒頭、「ブロッキングありきの議論にはしない」ことが確認されている。だが、「ふたを開けてみれば、結局は『ブロッキングありき』で検討が進められている」
とのこと。
また、審議会では法的にブロッキングが認められている国のみを参考として挙げて、米国でオンライン海賊行為を防止するための法案が成立しなかった事例については議論されていないという。さらに、「海外ではブロッキングの運用実績がある」という話についても、ブロッキングを導入しているというEU加盟国28か国のうち、実際にブロックを行っているは13か国にすぎないという。
こういった背景から、記事では審議会が事務局の意向を通すための「隠れ蓑」になっていると指摘されている。
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