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受付・接客ロボットを法人向けにレンタル開始 オリックス・レンテック
人工知能で接客業務を支援するKibiro(写真:オリックス・レンテックの発表資料より) [写真拡大]
ロボットレンタルサービス「RoboRen(ロボレン)」を展開しているオリックス・レンテック(東京都品川区)は、受付・接客支援ロボット「Kibiro(キビロ)」の法人向けレンタルを5日から始めた。タブレットと連動して音声や身振り手振りで来訪者の案内などを行う小型ロボットで、同社では、イベントや展示会場での案内業務や窓口業務支援の試験的導入での利用を想定している。
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ロボットは、高さ28.5センチ、重さ約800グラム。ビッグデータなどの情報解析を行う「FRONTEO(フロンテオ)」(東京都港区)が、子会社の「FRONTEOコミュニケーションズ」とともに開発し、法人や一般消費者向けに2年前から販売している。2017年9月には法人向け機能を強化した「Kibiro for Biz(キビロフォービズ)」が公開された。
フロンテオが開発した人工知能KIBIT(キビット)とクラウドネットワークを通じてつながることで、状況に応じた会話や情報提供ができ、顧客へのアンケートによる情報収集も行う。また、操作や設定の変更もWeb上の管理者画面からでき、案内業務の軽減化を図ることができる。これまで企業やクリニックでの受付、金融機関の店頭やショールームなどで利用されている。
しかし、ロボットの本体価格が10万円ほどすることから、「現場環境に合った利用が可能か検証したい」「展示会やイベントの期間だけ使用したい」といった声が寄せられ、レンタルサービスを始めることになった。利用料はロボット1台、専用タブレット1台のセットで5日間3万7,400円(価格はいずれも税別)、1カ月9万円。
オリックス・レンテックは、日本初の計測器レンタル会社として1976年に創業。ハイテク機器のレンタルを軸に事業を展開している。2年前から次世代ロボットに特化したレンタル事業ロボレンを始め、ロボット本体のレンタルと自社専任エンジニアによる技術サポートを行っている。現在扱っているロボットは、製造現場で使われるものを中心に20種類以上。東京都町田市に常設のロボットショールームがあり、実物のロボットの動作や操作性を確認することもできる。
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